《MUMEI》

優輝さんと事務所から出るとまもなく、直樹がめずらしく話かけてきた。



「蓮さんおつかれっす!昨日は席呼んでもらったのに潰れてしまってすみません。。。」 



「いや、俺もつぶれたからな。。つぶれてないの優輝さんだけだしな。」 


「一本いったらしいじゃないすか。凛香さんすごいっすね。俺も負けない太客つかみますから。ナンバー1、そろそろ降ろされますよ。」

「ふふ。。まだまだ隠居はしねえよ」


俺が直樹を嫌いじゃないのはこういうとこ。

夜の世界、礼儀と負けん気は必要だ。

席に呼べば必ずお礼をいいにくる。

そして必ず俺に宣戦布告は忘れない。

ただ、、、直樹は冷静さにかける。根は真面目な奴だけに熱くなると我を忘れる。


給料日あと、必ず直樹は外にでて拳から血がでるまで壁をなぐる。


俺たちは現金払いだから、俺との差は歴然だからだ。 

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