貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
全てのハジマリ
 高校入学して一ヶ月。
 気になる人がいる。
 高橋友浩先輩。
 一つ上の、バスケ部エース。
 ダムッダムッダムッ
 シュート!!
 スポッ!!
 崩れを知らない完璧なフォームで先輩はシュートを決める。
 カッコいいなぁ……
 私の他のマネージャーも先輩のプレイに見とれちゃってボール磨く手が止まってる。
 「今年関東行けるかもね!!」
 「ホントですか?」
 「一年生はまだ知らないと思うけど、高橋くん一人で半分くらい得点入れちゃうんだよ?」
 「えぇ!!」
 「スゲーなー。俺も先輩みてぇになりたい」
 「わっ渡いつの間に!?」
 「今さっき」
 渡は小学校からミニバスやってて、中学校じゃエースだった。
 「高橋先輩1on1してくださいよ〜」
 「いいぞ〜」
 渡はTシャツの袖をまくりながらコートに走る。

次へ

作品目次へ
無銘の作品を探す
無銘文庫TOPへ