《MUMEI》
いい天気ですね
***

この丘には

シャイリィ

っていう

小さな花が

たくさん咲くんだ。

この街の

この丘にしか咲かない

特別な花。

「ラテ、大丈夫?」

神楽さんが

心配そうに

僕を見た。

「はい」

僕は

答えた。

ポカポカして

何だか

眠たくなる。

「いい天気ですね」

僕が言うと

「うむ。良い日和じゃ」

隣りで歩いている

メイランさんが

空を見上げた。

アルミンさんは

陽気な声で歌いながら

僕達の周りを

飛び回った。

***

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫