《MUMEI》
サイゴハ・・・・・・
体育館に着くと、まだ人集りができていた

というか、入れないようだった

「涼哉、お前無事だったのか」

近場にいた伸介が寄ってきた

「ああ、大丈夫だよ」

「なら、いいんだが」

「それよりこの人集りは何?」

疑問だったので聞いてみた

「最後の奴が入っていった」

「ああ、それでこの人集りか。あれ?琉衣たちって入ったのか?」

「うん、入ったよ。お兄ちゃんを追い掛ける前に」

琉衣がそう言った

・・・・抜け目がないな

少なからず思ってしまった

「涼哉、よく聞け」

「ん?」

「最後に入った奴は・・・・・・」

「奴は?」

伸介からその名を聞いて驚いた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫