《MUMEI》 「マーク、敵だ…。伏せろ!」 俺は右手の親指を立てて合図を送った。 マークは近くの茂みに隠れた。 俺も、すかさず茂みに屈みこむ。 人影が近づいてくる。マスタード色の軍服。間違いない、敵だ! 人数は…4…5…いや…6人もいる! 俺はナイフに手をかけた。 奴らは銃を肩にかけたままだ。 こちらの存在に気づいていないのだろう。 前へ |次へ |
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