《MUMEI》
ここが、僕の居場所ですから
***

夜になって

僕は

みんなと一緒に

片付けを手伝ってた。

今日も

あっと言う間に

一日が終わった。

たくさん

お客さんが

来た。

楽しかったな‥。

「ラテ、疲れてない?」

「大丈夫です。神楽さんは大丈夫ですか?」

「うん、私は大丈夫」


そう言って

神楽さんは

僕を

ジッと見た。

「‥‥どうしました?」

「無理、しないでね」

「はい、でも───」


「?」

「ここが、僕の居場所ですから」

「うん、そう、だね」

神楽さんは

ニッコリ笑った。

「──ラテ、神楽ぁ、ちょお来て来てっ」

「どうしたんですか、アルミンさん?」

「月出とるで!」

「わ、本当ですね」

「綺麗、だね」

僕達は

暫く

みんなで

月を眺めた。

「‥‥‥‥」

よし‥

明日も

頑張らなくちゃ。

***

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