《MUMEI》
一瞬
ルイス「ええ〜、では気をとり直して。
部屋番号238の勝利ということで、次は238対621です。」

(げ、これ勝ち抜きじゃんか…)

よし。決めた。


ゼノン「ユイ。準決勝まで任せた!!」

ユイ「は?何言ってんのよ?
ってちょ…」

ユイが話している間にゼノンは結界張って寝ていたのだ。

ゼノン「じゃ、おやすみ…」

あろうことか、居眠りを始めたゼノン。

(仕方ない…私が全員肉片にしてやる!)

ぐ、グロい…
ユイの周りに黒いオーラが…

しかし、さすがはSランク。
十八番の風魔法、カマイタチで本当に敵チームは肉片と化した。

(て、敵にまわしたくねえ…)
と、心の中で呟くゼノンだった。

ユイ「ふう〜。ほら、終わったわよ!」

周囲がざわついた。
それもそのはず。
カマイタチは風の上級魔法で、ターゲットは敵一人。

その呪文一発で14人の敵を肉片にするとは…。

恐るべき威力だ。

そのころルイスは…
(なんか私最強忙しい…)
スタジアムに残った肉片を集めていたとさ。

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