《MUMEI》
*寂しい*
「‥‥‥‥‥‥」

あたしは

屋上に来ていた。

柵に凭れて

空を見てた。

「‥‥‥‥‥咲也‥」

寂しいよ‥。

どうして

あたし

逃げたんだろ‥。

咲也が

好きなのに‥。

側にいたいのに‥。

「‥っ‥‥‥」

悔しくて

涙が出て来た。

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