《MUMEI》

妙だ…。

誰かが侵入したのか…?

だとしたら非常にマズイ…。

僕の額に汗がにじんだ。


「マスオさん!これは、かなりマズイんじゃないですか!?」

ノリスケは、その場にヘタリこんだ。


まったく、これだからヘタレは困る。



ヴーンッ!ヴーンッ!ヴーンッ!

その時、僕の携帯が唸った。





着信者………「サザエ」

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