《MUMEI》
扉の向こう
ザルエは何かを感じ取り大きな扉の前に立った…

「ザルエどうしたの?」

「ウール…ここにアレルヤがいる…」

「そこは死十神の間だ…」

「死十神の間?」

「その部屋は会議などが行われる場所…なんだが今わ誰もいないはずだぞ」

フレアデスは誰もいないと言ったがザルエは気になって扉を開いた……
死十神の間は薄暗く何もない広い空間だった…
その空間に二つの人影があった…

「アレルヤ……と…ベルアス…」

ザルエは呟いた…
すると薄暗かった部屋を光が照らし出した

「やっと来てくれましたね〜ザルエさんとウールさん」

「お父さんとお母さんはどこ!」

「大丈夫ですよ…何もしていませんから…」

アレルヤはいつものにんまり顔で言った…

「フレアデス…あなたはウールの両親を捜してください…お願いします」

「わかった」

フレアデスはそう言ってウールの両親を捜しに行った…

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