《MUMEI》
悲しい現実
辛いよ………。

あの人を傷つけたと思うと。

迷惑かけたと思うと。

去年の夏、アタシには大好きな人がいた。その人とは玲也

玲也とは仲が良くて、毎日話したり、目があったら笑顔で返してくれた。。

男子とそんなに仲良くなった事なかったから、アタシは凄く嬉しかった。嬉しかった…。

夏休みに入った。玲也に誕生日プレゼントをあげた。。

夏休みも毎日毎日、玲也に早く会いたくて、あの輝いてる笑顔が見たくて……ずっと玲也の事を考えてた。こんなに人を好きになった事なんてあったっけ?

夏休みがあけ、2学期が始まる。
楽しみに学校へ行った。

そう今日も目が合った。

いつもみたいに笑って……

えっ………???

冷たい目をして目を反らされた。
あれ……??

廊下ですれちがっても、見てもくれなかった……。

夜、モヤモヤで寝れない。
涙が溢れてきて、泣き叫んだ。

こんな現実、考えた事もなかった……。

その時は玲也の事をヒドイと思ってしまった。

玲也がこんなに苦しんでたなんて、今は知らなかったよ……。

玲也……

玲也……!!!

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