《MUMEI》

ミシッミシッ!

その時、廊下の床板がキシむ音が聞こえた…。


誰かが足早に近づいてくる!



誰なんだ!?

僕を助けてくれるのか!?

誰でもいい!

早く救急車を呼んでくれー!


「…だずげで…………」

僕は足音のする方へ、必死に手を伸ばした。


やがて足音の主は、風呂場の入り口に姿を現した。



僕はその正体に愕然とした。





鬼のような目をした……………マスオ兄さんだった!!

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