《MUMEI》 *嘘*「‥‥咲也」 「?」 「何かあったの‥?」 「何もないぜ?」 「‥‥‥‥」 咲也‥ 嘘つかないでよ‥。 「本当に何もない、の?」 「ほんとだって♪心配するなよ、なっ?」 咲也は また あたしの頭を くしゃくしゃ撫でた。 「───おーい咲也〜!三神先生が呼んでるぜ〜?」 「マジかよ‥。──わりぃ菜花、ちょっと行って来るな」 「うん」 走って行く 咲也の背中は 何だか 寂しそうに見えた。 前へ |次へ |
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