《MUMEI》
気持ち
私は君に出逢ってから、何度も何度も屋上へ行った。


何度も何度も授業をサボった。


罪悪感を持ちながら、屋上への階段を一段一段と登る。

もちろんゆっくり足音を消して。

でも扉を開けた時、
君の後ろ姿が見えた時、


罪悪感は消されてしまう。


後ろ姿を見て満足したら、今度は声が聞きたいな、とか。

きちんと顔を見たいとか。


そんな事を考えるだけで、行動にはうつせない。



顔もまともに見れないまま、屋上の青い空をただただ眺めてるだけ。


特別暑いわけでもないのに、手に汗をかきながら。

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