《MUMEI》 *意識不明*それは あたしが帰って すぐの事だったらしい。 咲也が 意識不明になった‥。 「本当ですか‥それ‥」 《ええ‥。でもね、咲也‥あの後何度も菜花ちゃんの名前を呼んでたの‥》 「え‥」 頭の中が 真っ白になった。 「あたしのせいだ‥」 《え‥?》 「あたしが‥咲也に何もしてあげられなかったから‥」 《菜花ちゃん、それは違うわ》 「でも‥」 《あのね菜花ちゃん。咲也は──菜花ちゃんに言いたい事があったみたいなの》 「言いたい‥事‥?」 《ええ。でも‥それが何だったのかは‥》 「そうですか‥」 咲也‥ 何を言おうとしたの‥? ねぇ 教えて‥。 前へ |次へ |
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