《MUMEI》
10
今日は
部活の体験期間と届け出期間が終わって、部結成がある。
要するに顔見せかな。

野球部は部室前のグランドで行われる。
だから今柚希と向かっているところ。


先輩たちがもう並んでいた。
あたしたちは急ぐ。




3年の先輩の自己紹介から。
「キャプテンやらせてもらってる平松将人」熱血そうなごつい感じの人。でもみんなに慕われてそう。
「野球部副キャプテン千載青(センザイアオ)」
さわやかな感じのすらっとした人。
汗くささを感じない。
「為仲螢太(タメナカケイタ)です
ピッチャーやってます」野球部の割には肌が白くてぱっちりした目の美男子だった。
「山波紬(ヤマナミツムギ)。よろしく」
なんかお兄ちゃんオーラのある人だなあ…
古風な感じ。
「山留蒼(ヤマドメアオイ)っ
千載とはまとめてダブルあおなんで
よろしくー」
この人。柚希がかっこいいって言ってた人。

「3年はこんだけしかいないから、次2年」
平松先輩が紹介をし始める。
「こいつが神戸陽向(コウベヒムロ)ひーたんって呼んでやれよー」
かわいい感じの先輩。
髪が栗色だ。
「雪巻快(ユキマキカイ)こいつは…神様かな」
なんかはかない感じなのに強い雰囲気が…
「浦安希(ウラヤスノゾム)女の子らしいけどよろしくな」
童顔ではあるけど、すらっとしてる。かっこいい。
「岡田天(オカダソラ)こいつ天使のてんでそらって読むんだけどドSだから気をつけな〜」
外見は愛らしいというか温厚な美男子なのに…
「んで原田利貴(ハラダトシキ)」
目は細めだけど球児らしい。根性のありそうな人だ。
「内林郁(ウチバヤシユウ)。俺の妹だから」
「うざっ!」
うさぎみたいな感じの人だと思った。牙のあるウサギ。もちろん男。
「山本都貴(ヤマモトトウキ)」
精悍な顔つきの人だ。



「じゃあ、1年自己紹介ね」

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