《MUMEI》 エピローグ 〜キミを想えば〜「菜花ってさ、ほんとカフェラテ好きだよな」 「うん」 ‥あれ? 前にも こんな会話したっけ‥。 「ねぇ咲也」 「ん?」 「あたしの事‥好き?」 あたしは わざと 聞いてみた。 咲也が どう思ってるか 知りたかったから‥。 「好きだよ」 咲也は ニッコリ笑って そう言った。 凄く 嬉しかった。 「ありがと、咲也」 ──その後 色んな所を回った。 買い物とか 映画とか 久し振りに 咲也と一緒に過ごした時間‥。 「おー、スゴいキレーじゃん!」 「あ、ほんとだ」 ──夕方になって あたし達は 公園にいた。 「今日はありがと。楽しかったよ」 「オレも。あ、そうだ。カフェラテ、またおごってやるからな、楽しみにしてろよ♪」 「うんっ」 「じゃ‥またな」 「バイバイ」 長くて短い 一日が 終わった。 「‥‥‥‥‥‥‥」 また 暫く 逢えなくなるね‥。 キミを想えば いつだって あたしの心は ドキドキして キミの笑顔や 優しい言葉に 幸せを感じて‥。 だから これからも ずっと ずっと───。 「‥ぁ」 キミを照らす 夕日の光‥。 キミは きっとまた 逢いに来てくれるよね‥。 ずっと 待ってるからね。 ありがと‥ 咲也‥。 前へ |
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