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《MUMEI》 ｢その、悪いって言うの止めろ。｣ ｢何故？俺が弱いからこんなことになったんだよ。全部俺のせいだ……そう、悪いと言いたいのではなくて本当は自分が嫌いなだけなんだ……｣ 俺に無い物を持つ七生に惹かれる半面、コンプレックスを感じてしまう。 ｢俺のこと好き？｣ 瞳に俺が映ると同時に七生のホールドが甘くなる。 ――――――声も…… ｢うん｣ ｢じゃあ、二郎は俺を愛していて。俺が二郎の分まで二郎のこと愛してるから。｣ どうしてそんなこと言えてしまうんだろうか。あっという間に七生に落ちる。 ｢……ン｣ すとん と落ちるキス。 ｢二郎甘い。｣ ｢べっこう飴舐めたから……？｣ ｢どれ、も一回。｣ 七生も甘い……キス。 ｢…………ム ｣ 長い舌で巻き込まれる。 前へ |次へ |
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