《MUMEI》
初恋
あの頃の私は、全く他人を信用出来なかった。

友達だけじゃなく家族の事さえも全部を信じる事は、出来なかった。

そんな風に周りを警戒しながら

その日も仕事をしていた。

いつもと変わらず軽い言葉ばかりを並べるお客さんにウンザリしていた。

そんな時に彼は、やって来た。

見た瞬間に違和感を感じたんだ

彼を気にしながらも私は、仕事を終え家路に着いた。

彼は、次の日も、またその次の日も現れた。

私は、自然と彼を目で追いかけてしまっていたんだ。

そして彼が現れて1ヶ月ぐらい経った頃に初めて会話をしたら初めに感じた違和感の原因が分かった。

彼は、私と同じ匂いがした気がした…。
それから何度が話す機会があり確信した
彼も人を信用してなくて仮面を被っていた。

私は、同じ匂いがする彼が気になっていた。

彼の本当の顔を見たいって思った。

他人に興味がなかった私の中で何かが壊れた様な気がしていた

今、思えばあれは、私の初恋だったのかもしれない。



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