《MUMEI》
弔い
「死んだ?」

レイは死んだ。

………………らしい。

なんだか、不気味な程に落ち着いていた自分が嫌だ。

犬が吠え立てる。
まだ、新しい主人を覚えられないみたいだ。

「馬鹿犬!」

蹴り飛ばしてやりたい。


……それをしないのは俺が馬鹿正直に言い付けを守っているからだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫