《MUMEI》
〜登場人物紹介〜
胡蝶 (こちょう)

祇園で暮らしている娘。姫君──神楽とそっくりの容姿を持つ。




神楽(かぐら)

平安京の内裏に住む姫君。病気がちであまり外出が出来ない。




桜の宮(さくらのみや)

神楽の側近であり、彼女の善き理解者。




妖月(ようげつ)

『妖しき月』と名付けられた黒狐。普段は幼女の姿をとる。紙術師という役目を担っている。




狐叉(こさ)

七尾であり妖月の母。冷静な判断力と高い予知能力を併せ持つ。



───【式神】────

玄武(げんぶ)

律義で頑な。四象の中では纏め役。水を操る。人化の際は女子(おなご)の姿で、背には甲羅を背負い、玄い蛇を巻き付けている。




朱雀(すざく)

飄々として明るく、お喋り者。焔を操る。人化の際は男(おのこ)の姿で、翼が生えている。




白虎(びゃっこ)

朱雀にも劣らぬお喋り者。風を操る。何かと気が回り、人化の際は女子の姿で獣の耳と尾がある。




青龍(せいりゅう)

のんびり屋で眠り癖がある。人化の際は男の姿。その容姿は式神の中で最も幼い。水を操る。

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