《MUMEI》

紫吾は台所に来た。


1人の若い女使用人が紫吾に気づき声をかけた。


「あっ紫吾様、どうなされたのですか?」


その声は優しく名前を痲梁(まやな)といい、紫吾のお世話係り。


今台所では使用人が洗い物をしたり、料理を作っていた。


「すみません、まだ昼食では出来ていないのです。」


『痲梁、頼みがあるの犬さんが食べる食べ物分けてくれる?』

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫