《MUMEI》 『ありがとう犬さん。』 紫吾は小さな手で、犬の頭を触れようとした瞬間。 犬は尻尾を振らなくなり倒れた。 『犬さん?犬さんってば…。』 紫吾は犬を揺すったが、ピクリとも動かない。 紫吾は何が何だか分からなくなり泣いてしまった。 その声を聞いた父、罫磐と母、婁塙(るはな)が紫吾の元へ走っていった。 前へ |次へ |
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