《MUMEI》 「失礼します…。」 紫吾は血で汚れた手で、ふすまを開けた。 「紫吾どうしたの?あっ!」 婁塙は墨で俳句を書いてる所だった。 「どうしたの?早く中に入りなさい。」 婁塙は慌てて言い、立ち上がりすぐにふすまを閉めた。 「何があったの紫吾、この血は誰の?」 紫吾は下を向き、小さな声で答えた。 「痲梁の血です…。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |