《MUMEI》

引き出し開けナイフを出した。


「紫吾…大丈夫ですよ…。」


婁塙は自ら心臓にナイフを刺し倒れた。





紫吾はまず自分の部屋に戻ろうとしていた。


母の血が着いた着物を、ぎゅっと握りながら必死に走った。



「キャーッ!痲梁!」


戻りが遅い痲梁を見に来た中年女性の使用人が声をあげた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫