《MUMEI》 嘘つきなのは 晶ではなく、自分自身だということに。 ―私の目は、その気になれば、見えるはずだと診察した医師が言っていた。 目が見えないのは事実だけれど、私は目が見えないと自分に嘘をついて、現実から逃げている。 そして 晶に、甘えている。 一人でいろいろできるようになって、立ち直ったように見えても この目が見えるようにならなければ、本当の意味で立ち直ったとは言えない。 その時 私の目には、何が映るだろうか? (怖い) そして、私はまた、嘘つきなまま、日々を過ごしていた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |