《MUMEI》

足音は茶の間の方に向かってゆく。


オ…オイ!そっちへ行くな!

僕の額に汗が伝う。



「わああ!な!なんだこれ!!!」

サブローの悲鳴が聞こえた。


やはり、殺害現場を見られたようだ。


マズイ…!

このままでは風呂場の死体も見られてしまう!

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