《MUMEI》

紫吾の表情が固まり、抵抗をしなくなった。


何もして
いないわけないよな…


俺が触れたせいで
死んだんだよな…


婁塙をフフっと笑い、更に耳元で囁いた。


「飛角一族、使用人、動物、みーんなあなたが殺したのよ…。」


『うっ…。』


だんだん息苦しくなってきた。


その時紫吾の頭の中に、直接声が聞こえてきた。

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