貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
計画2
「でもそんなにうまくいくか?」
「さあ。やってみねえとな。あ、でも気をつけろよ。奴ら、武器持ってっかもしれねえし」
タツヤが右手で拳銃の形を作ってみせた。
「げえ、拳銃?マジで?」「だって強制排除された奴らは撃たれてたし。持ってたって不思議はないだろ」
「大丈夫。あんたが撃たれても置いてくだけ。問題ないよ」
「お前なあ…」
彼はレイカを睨んだ。
「ま、とにかく…」
タツヤは大きく伸びをして首をポキポキ鳴らした。
「いつそのチャンスが来るかわかんねえからな。あんまり離れた場所へは行くなよ。あの壁の近くから動かず、車が来たら素早く行動しろ。くれぐれもその前に殺されるなよ」
最後の言葉は明らかに彼に向けて言ったものだ。彼は頷いた。

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