《MUMEI》

カツオ君…………………



僕がこの家に来たとき、君はまだタラちゃんくらいの年齢だったよね?



思えば君は、その頃からヤンチャな少年だった…。



タラちゃんが生まれたとき………君は大ハシャギして喜んでくれたね…。



君と遊んだキャッチボール……楽しかったね…。



君の夏休みの宿題を手伝って、夜更かしもしたよね…。



僕は君のことを本当の弟のように思ってたんだよ…。



でも今となっては、遠い昔話のように色褪せてしまったね…。



カツオ君は血だらけの顔で怯えているだけだった。

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