《MUMEI》 カツオ君………………… 僕がこの家に来たとき、君はまだタラちゃんくらいの年齢だったよね? 思えば君は、その頃からヤンチャな少年だった…。 タラちゃんが生まれたとき………君は大ハシャギして喜んでくれたね…。 君と遊んだキャッチボール……楽しかったね…。 君の夏休みの宿題を手伝って、夜更かしもしたよね…。 僕は君のことを本当の弟のように思ってたんだよ…。 でも今となっては、遠い昔話のように色褪せてしまったね…。 カツオ君は血だらけの顔で怯えているだけだった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |