《MUMEI》

「飛角さん…約束守りますか…?」


『あぁ。』


紫吾は更に小さな塁羅を抱きしめた。


「塁羅、俺も死なないぜ。約束する。」


綺嘉はいつの間にか、塁羅たちのそばにいた。


紫吾は慌てて塁羅から手を離した。


「ほんとですか…?」


塁羅は軽く綺嘉を見た。


「あぁ本当だ。」


綺嘉は笑顔で言い、頭を軽く撫でた。

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