《MUMEI》

「あら、あなたがあたしを倒すの?」


「それは無理ね。」


黒夜は右手の爪を更に20センチも伸ばし、先を尖らせた。


「飛角さん…お腹の傷が…。」


『大丈夫だこのくらい。』


「何強がってんのよ。あたしが作った婁塙にボロボロにされたくせに。」


『俺の母上を…許さねぇ。』


紫吾は銃で黒夜を狙って撃ちまくった。

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