《MUMEI》

黒夜は笑顔で軽々と弾を交わしていった。


「全然当たんないよ〜。」


『それはどうかな。』


「何言って…えっ!?」


空中に浮かんでいた黒夜の回りに煙幕が広がっていた。


黒夜は右手の爪で払おうとしたが、煙ははらえない。


「ちっ!まさか!?

さっき撃った弾は全部煙弾!まさか計算済で撃っていたのか!」

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