《MUMEI》
有理ノ頼ミ
「…おい、流理」

「何?」

仕事から帰ってきたばかりの有理は勉強中の流理の部屋に急に入ってきた。

サングラスを取って目を合わせる。

「明日、オレの代わりに仕事行けよ」

………は?

「な…何で?嫌だよ」

「明日…他に行くとこあるんだよ」

「それって……オレの学校じゃないよね」

「バカ、違ぇよ。じゃあな」

有理に仕事以外にどんな用があるというのか。

デ一トか?

いや、でもそれなら今までは一日オフにしていたはずだ。

……とにかく考えてもわからない。

仕方ない。行くしかない。

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