《MUMEI》

ターゲットが倒れた状況から、弾丸が飛んできた方角は割り出せたらしい。

奴らは俺達がいる山に向かって、やみくもに撃ち始めた。


「タタタタタン!タタタン!」

AK47とRPDが火を吹く!

「ヒューン!」

時おり、銃弾が頭上をかすめて行く。

だが案ずるほどの射撃精度じゃない。

俺達は流れ弾に当たらないよう、その場の遮蔽物に隠れてやり過ごした。

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