|
《MUMEI》 宝ヶ池公園こんなに、鈴木とくっつけるなんて、バイク様様だわ。 朝方まで悩んでた自分が馬鹿らしくなってきた。 「風、気持ちいいね〜♪」 思わずはしゃいで、運転中の鈴木に話しかけた。 宝ヶ池に到着し、梅小路公園と同じようにまた散歩･･･ なんとなく歩きつかれて、ベンチに腰掛けた。 鈴木は池を眺めながら、ボーッとしている。 「私、宝ヶ池も初めて。池があって鳥がいて、ほのぼのしてて良いね」 って、言ったけど、こういう公園系･･･嫌だ。 ただ二人で座ってボーとして退屈。 「俺、わりとここ好きなんだぁー。静かで、ゆっくりできるし」 あ･･･そうなんだ。 私は退屈なんだけどね。 「何回か来たことあるの？」 「うん」 ･･････。 ？ あ！そっか。 詩織さんと来てたんだ･･･ 詩織さんと二人でこんな風に座ってぼーっとして。 たまにイチャイチャとかしたりして？ ・・・・・・。 じゃぁ、梅小路公園も詩織さんと！？ なんか･･･モヤモヤするんだけど･･･ モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |