《MUMEI》
アドリブ
『ま…真清くん……?』

環は無理矢理、演技を続けようとした。でも流理の心は……。

すると突然、環は台本にないセリフをしゃべり出した。

『真清くん…やっぱりできないよね。ごめんなさい、無理矢理こんなこと頼んで……』

「……………」

――チュッ

「!?」

『私……真清くんとキスするの好きだったよ。真清くんは意地っぱりで恥ずかしがりだから自分の気持ち、いつも口にできなかったよね。でもキスするとね、真清くんの気持ちが伝わってくるの。そう…それこそ口移しで。…私の気持ち、伝わった?』

『……夕妃、オレ、やっぱり…別れたくない。夕妃のこと…忘れられそうにない。お前と一緒の理由で』

ふたりはまた口づけを開始する。

『―――っは……っ…は』

『夕妃…っ伝わって……るか…?オレの…気持ち………』

『うん…っすごく………伝わってるよ…痛いくらい』

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫