《MUMEI》





俺は風呂から出る。




「お〜いゆうちゃん拭いてくれ〜」





「自分で拭いて〜!」




「なっ!ナニイ…」

「だって今いーとこなんだもん、ムリムリ!!」




仕方なく自分で体を拭いて頭をガシャガシャ拭きながら寝室に入ると、ベッドの布団に潜り込みながらDSに夢中になっているアホ一人がいた。






「これクリアするまで待って!」




「…はあ」





見たことねー位馬鹿みてーに真剣。



全神経を小さな機械に集中させペンをカシャカシャ動かす…


アホ。




とりあえずベッドに座り煙草を吹かしながら待つも終わる気配はない。





あーとかくそーとか小さな声でブツブツ言っている。




俺は煙草を灰皿に擦りつけ、引き出しからローションと、こっそり買っておいた物を出した。




「なー、待ってんの暇だからちょっと触ってて良いか?」



「えー…いーけど…」



布団を捲るとTシャツとボクサーパンツ姿。



俺はボクサーに手をかけズルズルと脱がす。



見慣れたとはいえ白過ぎる尻に毎回生唾を飲み込んでしまう。



腰を持ち上げてクッションを下に入れる。



「アッ!ンン…」



ローション付きの指先でいきなり密部に触れ、優しく撫で回す。



「…ゲーム集中出来ないって…」


「いーからこっちは気にするな、ほら早くクリアしっちまえ」



「だってー、ぁっ…、あん…」



指を中にツルンと一気に滑り込ませ、じっと動かないでいると裕斗はそれでもゲームを再開し、頑張り出した。



中が時々ビクビク動く。


感じてきてるけど頑張ってゲームに集中してるって感じで。




…てかこっちでもゲーム始まってんだかんな〜。



指をずるっと引き抜き用意していたモノを掴む。



「まだ?」



「ゴメン、後3分」



「あっそ〜…」




掴んだモノにローションを塗り、濡れたそこにあてる。

「ふあ、あああ!あはあ――――っ……」



裕斗は一瞬でDS投げ出して枕にバフッと頭を伏せる。



「おい、ここまで頑張ったのダメにする気か?ゲーム続けろよ」


「はぁあ、むりぃ…、気持ちイぃ…はぁ…」



ブルブル振動とグリグリ動き続ける玩具。



半端な位置で挿れるのを止めてるもんだから



「ふぅう…足りない…、もっと奥…はぁー…」


「これ以上はゲームクリアしないとやってやんない、ほら頑張って終わらせろよ!」



「イジワルー…」





それはこっちの台詞だって!

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