《MUMEI》
―クラス
僕は「や」だから、後ろの方を探していたら、結構早く見付けることができた。


2ー6 35 夜花 斬雨


よりによって6組だった。
まあ、階段に近くて楽なのだが。
6組のメンバーを1から見てみたが、迅の名前はなかった。

迅を見ると、にんまりとしていた。それはそれは、満面の笑みで。僕は妙に嫌な予感がした。


「斬雨ぅー!ちょっと見て見て!ほらっ!3組の18番の祭芭の下の19番ー!」

はぁ?と言いながらそれを見てみると、案の定あの娘の名前が…。

2−3 19 秕 彩女


「…やっぱり。」

「やっぱりってなんだよ!あの、彩女ちゃんだぞー!?あ、もしかして…斬雨。お前も彩女ちゃんを狙って!」


「なんでそうなる!」


…阿呆だ。


この阿呆が興奮している理由は、彩女ちゃんこと秕 彩女[シイナ アヤメ]という娘が、どうやら美人さんだとか、そんな理由。
僕は、見たことがない。


「やっぱり、神様は俺の味方したー!やっと彩女ちゃんと話すことが出来るっ!」


「…僕、先行くね?」


全く。こいつは、僕とクラスが離れてることに気付いているのだろうか…。
まあ、いいんだけどね。


阿呆を置いて体育館に行くと、すでに何人か椅子に座って近くの人と盛り上がっていた。

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