《MUMEI》
―情報の数=優しさ
瀬恋は生徒から情報を集めることはない。
主に教師の会話から盗むか、ネットで仕入れる。
しかも、殆ど真実なのだ。

その情報は幅広く、学校内でのことは勿論、外のことにも詳しい。
だけど、こいつはいい奴だから、誰かの不になる情報を公表したり、広めたりすることはしない。
誰にだって、知られたく無いこともあるはずだ。
瀬恋はそれを分かってる為、情報を人に言わない。
ただ、自分の胸の奥にしまっておくだけでいいという。
だから、腐れ縁の僕でも、瀬恋から情報を聞くことは滅多に無い。勿論、僕には把握できない数の情報を得ているだろうが。

要するに、今回の様に、誰にも不がない情報だけを教えてくれる。
主に僕にだけだ。

しかし、誰かにとって嬉しいことや、一大事が起こったとき、または起こりそうなときは真っ先にその人に知らせてくれるのが瀬恋の良いところだ。


だから瀬恋は学校一の情報網と言われるし、皆に信頼される。

「大分古い情報だから、頑張って掘り出したんだからっ!あのねー、その不良転入生ってのは、蓮[レン]って言って、このクラスだって!」

「!はあ!?」

違うクラスだと思っていた。
まあ、関わらない様にしよう。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫