《MUMEI》
―アンバランスな三角
「あ、忘れてた。転入生来るからー。なんかまだ来ないんだけど。」


芹禾は、忘れっぽい。


「え!まじー?」
「誰!?女子?男子?」
「カッコイイ人がいいなぁーっ!」


教室内がざわつく。
僕は配られたプリントをファイルに仕舞い、欠伸をした。


「転入生、まだ来てないっか、なんか嫌だよね…。」

「…確かに。後から来られても。てか、寝坊かな?」

「…多分。なんか、ほとんど遅刻ばっかだったらしいしね。」


流石、瀬恋。
転入生の蓮って奴は、遅刻常習犯みたいだし、近づくのはやっぱり止めよう。


窓を通じて、再び青を見る。窓から見る青は、さっきとは少しだけ違かった。
青は、やっぱりいい。


キーンコーンカーンコーン

「よし。おしまい。じゃ、また後で。」


適当な芹禾が教室を出て、教室が急ににぎわった。


休み時間になってすぐに、3人組の男子に話しかけられた。


「斬雨ー!よっ。」

「あ、憂音に鎖神!それに楸!皆一緒かぁ!」

「久し振り、夜花。」

「やーほーい。」


この、逢那 憂音[アイナ ユウネ]と、鎖神 光[サガミ ヒカル]と、灰山 楸[ハイヤマ シュウ]の3人とは、中学で仲が良くなり、よく5人でわいわいやっていた。


この、3人は個性的で、仲良くなったのは何故かなんて、不明だ。
神様の悪戯だ、とか言う人もいるくらい、アンバランスな3人。

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