《MUMEI》

弥一……、俺の後輩、男で、小さくて、くるくるよく動く瞳に、それに……色白だ。

つい、余計な世話をしてしまうほどに
かわいい。
でも、下から見るとちょっと綺麗だ。


思い出すのはあの時の……

いかんいかん、不謹慎だ!!
汚れを落とすことに専念すればまた火も涼し!
水ですけど!!

「あのっ せんぱ……」

ちょっ、ガン見してたの気付かれたか?!
目をそらす。

「よし、あと濯ぐだけー!」
……バレバレな話題の逸らし方だ。


 「「……」」

なんだこの間は……。

そっと視線を落とした。
弥一は気付いてないようだ。

いや、待っているんだ。

何を……

「……せんぱひ……」

噛んだくせに色っぺぇ声出して、何処で覚えたんだそれ。

目を閉じながら手探りで俺の頬に触れてくる。
ふわふわした指にいい匂いがした……




げ、
下半身勃ちそ…

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