|
《MUMEI》 遠い沖縄の海「沖縄に行ったことある?」 「ないよ」 思わず旦那に嘘をついた。 高1の時、好きな人を追いかけて沖縄に行ったこと旦那には言えなかった。 彼と夜の浜辺で約束をした。 「いつか一緒になろうね」 旦那の言葉でその遠い記憶が蘇った。 彼の顔が、沖縄の海が、はっきりと脳裏に浮かぶ。 「夏休みに家族で沖縄旅行ってどぅ?」 旦那が続ける。 どきどきしながら私は答えた。 「いいわねぇ、沖縄旅行。一度行ってみたい」 また旦那に嘘をついた。 |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |