《MUMEI》
怪しい雰囲気
昼休み。

あたしは図書館に行く途中だった。

「──ねぇ咲月さん」

「?」

な‥

白鴎 昴‥っ!?

てか下の名前で呼ぶって‥

「何か‥用?」

「昨日、君の事エモノだって言ってた少年──もしかしたら」

「な、何言ってるの、來斗は人‥」

「咲月さん」

「!?」

「僕がどうしてこの学校に来たのか‥教えてあげようか」

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