《MUMEI》
恐るべき執念!
「正体‥って‥」

「ところで、咲月さん、來斗──それがあの狼の名前かい?」

「だから來斗は狼なんかじゃ‥、?」

ヤバい‥

何かみんなの視線が‥。

「向こうで話そうか」

「え、ちょっと‥!」

みんなに変な誤解されたら困るんだけど‥っ。

「───で‥白鴎くんは狼を追いかけてわざわざここに来た‥って事?」

「そういう事だね」

「何でそこまでして捕まえたいの?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「白鴎くん‥?」

「オレのエモノに手ぇ出すなっつったろ」

「君か、丁度いい所に来てくれたね」

「テメェは何がしてーんだ」

「僕が望むのは、君を捕まえる事──ただそれだけ」

「っ‥」

「ちょ、ちょっと2人共‥」

何かヤバい事になって来た‥?

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