貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
防衛
「はあっ……あっ…んんん……あっ!は…」









イライライライラ









「ココは?」

「ん……っイイっ…あっや……ヤダぁ」









プチッ








「そろそろ入れていい?」
「ああっ!は…早く……あなたとひとつになりたい…!」

「ふふ…素直だね。いいよ、入れてあげる」









ゴスッ メリメリ…








「な…何の音?」

「うるっせえぞ!!静かに寝かせろ!!」

「あ〜…だからあんまり声出さないでって言ったのに……」

「だ、だってあなたが……」

「どうでもいいからそうゆうことはラブホでも行ってやれ!オレは明日大学あるんだよ。おとなしくしてろ!」

「わかったよ…。いいよ、風呂場プレイするから。行こう」

――それじゃダメなんだよっ

「し、知らねぇぞ。また内田さんに説教くらっても」
足音がピタリと止まった。
「そ…それは嫌だっ!あの人この美貌も全然通用しねぇもんなぁ」

「ハイハイ」

「しょうがねぇ。寝るか」
「ええ〜?もう?」

「仕方ねぇじゃんか。ここ壁薄いんだよ」

……ふたりの会話はすぐに止まった。
おおかた、女は帰されたんだろう。…成功だ。

オレの目的はアイツが女と寝るのを防ぐこと。オレはアイツのことが好き、なんだ。認めたくないけど………

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