《MUMEI》
期待はずれ
こういうのって・・・突然やってくるんだ。


鈴木は右手を私の胸の上に置きながら、首筋にキスをする。


つ、ついに私も・・・


ドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキンドキン


あれ?


鈴木の動きが止まった。
な、何事!?


チラッと鈴木の顔を見ると・・・


「ちょっと、何で寝てるのぉーっ!!!!!」


バシッ!


鈴木の頭を一発叩くと、半分目を開けて少し間をおいてから、


「え?何?」


と、鈴木は呆けたことを言う。


「・・・。」


鈴木をジーっと睨んでいると、


「なんかすっげー眠い。飲みすぎかな・・・ごめん。寝るわ」


そう言って本格的に寝てしまった。


あれだけドキドキしながら期待したのに。
鈴木のバカヤロー!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫