《MUMEI》 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ふとうたた寝して、昼過ぎに目が冷める。 ソファーでねてたか・・・・・・ 柔かな何かがあたる。 長い栗色の髪の毛。シャンプーの香り。 「・・・・・・・美羽・・・・・」 夢じゃなかったな。 地面に座りソファーに寄り掛かりながら眠る美羽は、 天使のように かわいい。 無意識で頭を撫でる。 柔らかい髪の毛が、髪を染めた事のない痛みのない髪が美羽の人生を物語る。 「俺とお前はお互い味わったことのない人生を送ってきたんだな・・・・・・・」 ドクン・・・・・ドクン・・・・・ 昨日の酒か? なんか俺。 変だ。 前へ |次へ |
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