《MUMEI》 店内BGMには、ハーブアルパートのムーディなポップジャズが流れている…。 僕とカオリちゃんは、窓辺の席でグラスを傾け、肩を寄せ合った。 人が見れば、さぞお似合いのカップルに映ることだろう…。 だが僕らは恋人同士ではない…。 かといって夫婦でもない…。 無論、友達として逢っている訳でもない…。 僕には妻が………彼女にも夫がいる…。 人には云えない特別な関係…。 ―――…『密会』 それが僕らがここにいる理由だった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |