《MUMEI》 1月30日 いつもどうりの午後は、オレより少し早目に起きた彼女のせわしない物音からはじまった。 洗面所で仕事に行く準備をはじめていた彼女は、この日で仕事おさめ。 1年半勤めた職場を笑顔で退職するはずだった。 オレは前日の夜から彼女への餞の言葉や行われるであろう送別会での事、今まで一緒に仕事をしてきた1年半の思いを振り返り、または今後の事などを想像してみたりしていた。 そう、想像していた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |